3日、広島市内の中学校で同級生を自宅から持ち込んだ包丁で切りつけた中学1年生の男子生徒が、当時、カッターナイフも所持していたことがわかりました。
広島市教育委員会や学校によりますと、3日午前、広島市立の中学校のトイレで1年生の男子生徒が、同級生の男子生徒を自宅から持ち込んだ包丁で切りつけて、けがをさせました。
市教委によりますと、男子生徒は、包丁をもったままトイレから教室に戻り、別の生徒から包丁をおろすよう促され、従いました。
その後、男子生徒は自分のロッカーのかばんから果物ナイフを取り出しましたが、駆けつけた教員が果物ナイフと包丁、さらに教室に落ちていたカッターナイフを回収したということです。
さらに、その後、別室に移動した男子生徒は、カッターナイフ1本と画びょうの入ったケースをポケットから取り出したということです。
学校は、生徒のカウンセリングを続けていて、きょう(6日)も1年生から3年生あわせて10人の生徒から希望がありました。
また、学校は全校生徒に不安や体調などについてアンケートを実施して、今後も心のケアにあたることにしています。