トニ・クロースが「襟付きはクソ」と酷評したことで話題となっているレアル・マドリーのユニフォーム。
ユニフォーム・ファンの間では今季の襟付きデザインは比較的好評だが、選手目線では異なる印象を持っているようだ。
そのレアルだが、実は伝統的に襟付きのユニフォームが多い。そこで、歴代「襟付きユニ」から最高の8着を選んでみたのでご紹介しよう。
1998-2000
レアル・マドリー 1998-2000 adidas ホーム
選手:フェルナンド・レドンド
サプライヤーがKelmeから、かつてコンビを組んでいたadidasへ変更となった最初のユニフォーム。光沢感ある生地にネイビーの襟という色のコントラストが印象的なデザインだ。東京で行われた98年のトヨタカップでも着用している。
1999-2000
レアル・マドリー 1999-2000 adidas アウェイ
選手:ラウール・ゴンサレス
00-01シーズンはサードとして着用し、2シーズンにわたって使用したブラックカラーのユニフォーム。現在では定番となっているブラックはこのモデルが原点だ。ゴールド(オレンジ)の差し色が映えるデザインで、胸元にはエンブレムの「RMCF」文字を五角形の中に刻んだミニ紋章が付く。
2000-01
レアル・マドリー 2000-01 adidas ホーム
選手:サヴィオ
襟やスリーストライプスにダークブルーを配したユニフォーム。袖口の柔らかなスタイルが印象的なこのキットは、スペイン代表やフランス代表も使用した当時のテンプレートをベースとしていた。レアル90年代キットの象徴的な胸スポンサー「Teka」は、このシーズンが最後に。
2002-03
レアル・マドリー 2002-03 adidas CLホーム
選手:ジネディーヌ・ジダン
全体的な雰囲気は01-02シーズンに発表された100周年記念ユニフォームに近いチャンピオンズリーグモデル。レアルは2002年でクラブ創設100周年を迎え、このキットの右袖にもそれを祝したセンテナリーロゴマークを配する。
2002-03
レアル・マドリー 2002-03 adidas CLアウェイ
選手:ロナウド
基本的にはCLホームの色違いデザインだが、鉄板の人気を誇るブラックカラーだけにホームに負けず劣らずの人気を博した一着。このシーズンから胸スポンサーは「SIEMENS」に変更となっている。
2008-09
レアル・マドリー 2008-09 adidas ホーム
選手:グティ
レアルお馴染みのホワイトを基調に、スリーストライプスや各部ロゴマークをブラックで彩る。クラシックなデザインとシンプルな色使いが人気のユニフォームだった。CLモデルは同じデザインをベースに、右胸にはスペイン国旗を配する。
2011-12
レアル・マドリー 2011-12 adidas ホーム
選手:クリスティアーノ・ロナウド
メーカーロゴ、スリーストライプス、そしてパイピングにゴールドを配色。エレガントかつスタイリッシュなこのホームキットは、レアル歴代でも屈指の高評価を得ている一着だ。このキットを着て07-08シーズン以来のラ・リーガ優勝を成し遂げている。
2016-17
レアル・マドリー 2016-17 adidas ホーム
選手:トニ・クロース
11-12シーズン以来となるレアル王道のクラシックデザイン採用となったユニフォーム。定番のホワイトに各部を彩るパープルの組合せが、80年代adidas時代のユニデザインを彷彿とさせる。胸元内側にもしっかりと色付けした点がさり気なくオシャレ。
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