2023年F1第1戦バーレーンGP決勝トップ10ドライバーコメント(2)

 2023年F1第1戦バーレーンGPの決勝レースで優勝〜5位のドライバーが日曜日を振り返った。優勝〜5位のドライバーはマックス・フェルスタッペン(レッドブル)、セルジオ・ペレス(レッドブル)、フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)、カルロス・サインツ(フェラーリ)、ルイス・ハミルトン(メルセデス)だ。

■ルイス・ハミルトン(メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム)
決勝=5位

2023年F1第1戦バーレーンGP ルイス・ハミルトン(メルセデス)とバルテリ・ボッタス(アルファロメオ)

 レースでは最善を尽くした。現時点で僕たちは速さで言えば4番目のチームで、競争相手のフェラーリとアストンマーティンの方がわずかに速かった。少しの間だけ(カルロス・)サインツに迫ったものの、そのままついて行くことはできず、終盤には引き離されてしまった。

 フェルナンド(・アロンソ)、そしてアストンマーティンのチームのみんなにも、心から「おめでとう」と言いたい。彼らは素晴らしい仕事をした。フェルナンドとも楽しいバトルができたけど、彼の驚くべき速さには敵わなかった。僕たちのマシンはダウンフォースが足りず、そこを強化するためにやるべきことがたくさんある。マシンの前後を空力でしっかり押さえれば、もう少しペースを上げることもできるだろう。

 とにかく努力を続けるしかない。僕たちがいるべき場所にいないのは分かっている。僕自身も決して落ち込まずに、前向きな姿勢を保ってチームを励まし続けるよ。チームにとってポジティブな光となりながら、できる限りポイントを獲っていくつもりだ。

■カルロス・サインツ(スクーデリア・フェラーリ)
決勝=4位(57周/57周)

2023年F1第1戦バーレーンGP カルロス・サインツ(フェラーリ)

 難しい日曜日だった。テストの時から、バーレーンでは苦労するだろうことは分かっていたけどね。今後のレースに向けて改善するために集中していく必要がある。懸命に働き、トップとのギャップをどうすれば縮められるかを探るべき時だ。まだ開幕戦を終えた段階だし、何が何でもプッシュし続ける。

■フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン・アラムコ・コグニザント・F1チーム)
決勝=3位(57周/57周)

2023年F1第1戦バーレーンGP フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)が3位表彰台を獲得

 チーム全員が達成した信じられないような結果だ。この瞬間を楽しもう。皆が成し遂げた仕事を心から誇りに思う。スタートはよくなかったが、レースペースは強力だった。

 このマシンは(テストで)初めて乗った日から挙動が予測しやすく、今週末を通してとても快適に走ることができた。レースはすごく楽しかったよ。チェッカーフラッグを受けた後も、あと1時間走れると思ったぐらいだ!

 カルロス・サインツやルイス・ハミルトンと最高の戦いをすることができた。ルイスはF1のレジェンドだ。コース上で互いの間に大きな尊敬の念があったのは素晴らしいことだ。

■セルジオ・ペレス(オラクル・レッドブル・レーシング)
決勝=2位(57周/57周)

2023年F1第1戦バーレーンGP マックス・フェルスタッペンとセルジオ・ペレス(レッドブル)が1-2を獲得

 スタートは理想的ではなかった。シャルルが少しアグレッシブすぎる動きをして、僕を右側にプッシュした。僕の方は彼との接触を避けるために必死だった。その影響でファーストスティントが理想的な展開にならなかったんだ。シャルルは新品タイヤだったため、とても強くて、彼を早い段階で抜くことが難しかった。それによって僕はマックスに負けたのだと思う。彼より10秒から12秒遅れを取ってしまい、追いつくことが不可能になった。結局、シャルルの前に出ることを目指すことしかできなかった。彼を追い抜いて、チームのために2位を獲得し、被害を最小限にとどめることが重要だった。

 僕たちのマシンをさらに良くするために改善できる点はまだたくさんあるし、外からは見えないところで、たくさんの作業が進められている。ここの路面で僕たちはとても強かったけれど、バーレーンはかなり特殊なサーキットだから、他のサーキットではもっと接戦になるだろう。

■マックス・フェルスタッペン(オラクル・レッドブル・レーシング)
決勝=1位(57周/57周)

2023年F1第1戦バーレーンGP マックス・フェルスタッペン(レッドブル)が優勝

 1-2フィニッシュを達成し、望んでいたとおりのシーズンスタートを切ることができた。チームとしてこのような成果を上げることができて心から誇りに思う。

 序盤から、マシンのペースが良いことが分かった。スタート直後から後方にギャップを築き、それを最後まで維持することができた。とてもスムーズな一日だったよ。

 バーレーンでついに勝つことができたのもうれしい。僕にとってのここでの歴史は、今までは最高のものではなかった。

 次のジェッダは、ロングストレートと高速コーナーがたくさんある、こことは全く違うコースであり、全く違うコンディションだ。そのため、全チームの立ち位置として完全に異なる状況を見ることになるだろう。でも少なくとも今週末は素晴らしいシーズンスタートを切ることができてよかったよ。

(レース後の会見で語り)これはまさに夢見ていたとおりのことだ。達成したかったことを実現できて、チームにとって最高の一日になった。素晴らしい形でシーズンをスタートすることができた。僕たちが慣れている展開ではないね。今はとても満足しているけれど、これからも努力し続けるよ。

 ファーストスティントが一番重要だったと思う。そこで後方とのギャップを広げることができたんだ。ギャップを築き上げた後は、スティントのプランを確実に実行すればよかった。

 マシンはすべてのタイヤコンパウンドでうまく機能した。単独で走っていたかもしれないが、注意すべきことや微調整すべきことはたくさんあった。

 最初から勝つ力があるマシンをついに手に入れることができてとてもうれしい。マシンが重量過多でないことも助けになっている。今は全く問題ない。最高のスタートを切ることができたが、シーズンを通して開発を続けていく必要がある。

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