旧家に映えるつるし雛 宇都宮の旧篠原家住宅で展示

旧篠原家住宅に展示されている作品

 【宇都宮】下荒針町の和雑貨教室「うぶかた」の受講生による「つるし雛(びな)展 和の彩り」が12日まで、今泉1丁目の国重要文化財「旧篠原家住宅」で開かれている。

 同教室には市内外の40~70代の主婦ら23人が通う。ひな祭りに向け毎年、つるしびなを制作している。展示は新型コロナウイルスの影響で3年ぶりとなった。

 会場には春夏秋冬を意識したつるしびなとひな飾り70点が展示されている。春は桜、夏はスイレン、秋はモミジ、冬は雪ウサギといった四季を感じさせる色とりどりの作品が並ぶ。

 同教室を主宰する生方由紀子(うぶかたゆきこ)さん(50)は「宇都宮ではひな巡りが行われていない。ここで楽しんでほしい。古民家とひな飾りのコラボレーションで、趣ある空間がすてきです」と話している。

 午前9時~午後5時(最終日は3時)。入館料は一般100円、小中学生50円(市内の高校生以下は無料)。(問)旧篠原家住宅028.624.2200。

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