周冠宇「ホイールスピンで順位を失い、DRSトレインのなかで走ることになった」:アルファロメオ F1第1戦決勝

 2023年F1第1戦バーレーンGPの決勝レースが行われ、アルファロメオの周冠宇は16位でレースを終えた。

■周冠宇(アルファロメオF1チーム・ステーク)
決勝=16位(56周/57周)

2023年F1第1戦バーレーンGP 周冠宇(アルファロメオ)

 言うまでもなく、シーズンの開幕戦でバルテリ(・ボッタス)がポイントを獲得したのは、チームにとって良いことだ。チーム全体としていい出発点になったし、僕自身も最後に最速ラップを刻むことで貢献ができてうれしい。

 クルマのフィーリングは予選の時よりも良かった。これは僕らが正しい方向へ進んでいることを示している。この後に続くレースに向けて、こうしたゲインを重ねて進歩し続けなければならないし、トラックサイドとスイスのファクトリーの両方で、誰もがそのために働いていることも承知している。

 今日のレースに関しては、スタートでホイールスピンをさせて、いくつか順位を失ったのが痛かった。結果として、レースの大半をDRSトレインの中で過ごすことになったからね。VSCのタイミングも僕らにとってはあまり良くなくて、そこでポジションを上げるために打てる手はあまりなかった。

 だけど、このレースで得られたポジティブなこともいくつかある。チームとして毎戦ポイントを争えるという認識を持って、サウジアラビアへ向かえることもそのひとつだ。

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