車が暴走、朝の西川口…右折中、なぜか信号待ちの対向車に衝突 危険運転の男、飲酒が発覚「覚えていない」

飲酒して対向車に衝突 危険運転致傷で男送検=川口市

 飲酒した状態で車を運転して対向車に衝突し、運転手の男性らにけがを負わせたとして、埼玉県警川口署は6日までに自動車運転死傷処罰法違反(過失運転致傷)などの疑いで、川口市青木5丁目、自称自営業の男(31)を逮捕し、さいたま地検に送検した。

 逮捕、送検容疑は5日午前7時12分ごろ、川口市西川口1丁目の県道で飲酒した状態で車を運転し、交差点右折時に対向車線上で信号待ちをしていた貨物自動車に衝突して、運転手の男性(42)と同乗者の男性(53)に7日間の首の打撲などのけがを負わせた疑い。2人は救急搬送されたが軽傷だった。

 同署によると、男性(53)が「乗用車同士が関係する事故で足の痛みがある」と110番。現場に駆け付けた警察官が自動車運転死傷処罰法違反(過失運転致傷)と道交法違反(酒気帯び運転)の疑いで男を現行犯逮捕し、6日に自動車運転死傷処罰法違反(危険運転致傷)でさいたま地検に送検した。男の呼気からは1リットル当たり0.25ミリグラムのアルコールが検出された。「車とぶつかる事故を起こして相手にけがをさせたことは間違いない」としつつ、飲酒の経緯などについては「覚えていない」と容疑を一部否認しているという。

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