三浦市沖でクジラと接触か イカ釣り遊漁船の6人搬送

横須賀海上保安部

 7日午前6時25分ごろ、三浦市南下浦町松輪の剱埼灯台の沖合を航行中の遊漁船「第八喜平治丸」から「クジラらしきものと接触した。乗客に数人負傷者があった」と119番通報があった。横須賀海上保安部や横須賀市消防局によると、40~70代の男性乗客6人が転倒し、頭を打つなどして、三浦市の間口漁港から救急搬送された。命に別条はないという。同部が事故原因を調べている。

 同船は同6時ごろ、船長1人と乗客15人で、イカ釣りのため同漁港を出港。同灯台の南南西約13.6キロを航行中、船底に衝撃を受け、急ブレーキがかかったような状況に陥り、乗客が転倒したという。

 同船は総トン数約17トン、長さ約15メートル。目立った損傷はなく、浸水や油の流出はなかった。

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