当時、交際していた女性に対して女性の裸の画像を送信するなどしたとして、海上自衛隊は、呉教育隊の隊員を懲戒免職処分としました。
懲戒免職処分を受けたのは、海上自衛隊呉教育隊の男性隊員です。
海上自衛隊呉地方総監部によりますと、隊員は22年6月ごろ、当時、交際していた部外女性の携帯電話に複数回にわたって衣服を着用していない女性本人の画像を送信したということです。また、隊員は、女性に対してつきまとい行為をしたほか、女性の知人に対してもこの画像を送信したということです。
女性がストーカー行為を受けているとして警察に相談したことで発覚し、その後、警察と海上自衛隊が隊員から事情聴取をするなどしていたということです。
海上自衛隊の調べに対して、隊員は行為を認めていて、「女性が自分以外の男性と会っていることを、自分に対する嫌がらせだと感じ、女性に対して嫌がらせをした」という趣旨の話をしているということです。
海上自衛隊は、隊員の行為によって被害女性の名誉が著しく傷つけられたとして、6日付けで私行上（業務外の私的行動）の非行としては規定の中で最も重い、懲戒免職処分としたということです。
海上自衛隊 教育隊司令・渡辺雄一 海佐は、「隊員がこのような事案を生起させたことを重く受け止め、また被害にあわれた方に誠に申し訳なく思っています。今後、さらに服務指導を徹底するとともに厳正な規律を維持し、再発防に努めて参りたい」とコメントしています。
また、海上自衛隊では、21年12月に呉市内の商業施設で商品6点を盗んだとして、掃海母艦ぶんごの海士（20）を6日付けで停職40日の懲戒処分としました。海士はすでに商業施設との間で弁償や謝罪をしているということです。
