FIA、F1バーレーンGPでハミルトンのノーズピアス着用を許可。メルセデスは医療報告書を提出

 FIAは、ルイス・ハミルトン(メルセデス)が2023年F1第1戦バーレーンGPのレース中にノーズピアスを着用することを許可することを認めた。

 FIAとハミルトンの間にまたしてもくだらないジュエリー騒ぎが起き、主導権争いに突入するかに見えた。メルセデスはバーレーンGPのスチュワードに自己検査シートを提出しなかったのだ。それは、ハミルトンがジュエリー着用を禁止するスポーティングルールに準拠していると宣言するはずのものだ。

 しかしながらメルセデスは、ハミルトンがノーズピアスを頻繁に取り外しすることは「外観を損なう」危険があると述べた医療報告書をFIAに提出した。

 メルセデスのスポーティングディレクターを務めるロン・メドウズは、問題をさらに明確にするためにスチュワードに呼び出されたが、その後オフィシャルは「これ以上の対処は行わない」と述べた。

 バーレーンGPオフィシャルの声明は、「スチュワードはチームの代表者から話を聞き、メルセデスのチームドクターから免除を要求する内容の医療報告書を受け取った」と述べている。

「スチュワードはFIAの医療部門に報告書を見せて相談し、医療責任者はハミルトンを診察して報告書の意見に同意した」

「ピアスの取り外しが頻繁に行われることで、外観が損なわれる懸念があるため、我々はこれ以上の措置を講じないことを決定した」

2023年F1第1戦バーレーンGP ルイス・ハミルトン(メルセデス)

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