「移動先まで距離があったので」 自転車盗んで使い続ける 鎌倉市、10代消防職員を停職処分

鎌倉市役所

 鎌倉市は7日、東京都内の駐輪場から自転車を盗んだとして、鎌倉消防署警備課の10代の消防職員を停職3カ月の懲戒処分とした。

 市消防総務課によると、職員は昨年11月4日、東京都八王子市の駐輪場で、無施錠の自転車を窃盗。その後、使い続けたという。同15日深夜に警視庁の警察官から職務質問を受けた際に窃盗が発覚したという。両日とも非番だった。

 市の聞き取りに対し「移動先まで距離があったので盗んでしまった」と説明しているという。同職員は、警視庁に書類送検された。同課は「心からおわびしたい。市民の信頼回復に努めたい」としている。

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