広島市教育委員会は、老朽化で更新が必要となった小中学校のプールについて、今後は民間のスイミングスクールなどを含む、外部の施設の活用を検討していくことを明らかにしました。
現在、広島市立の小中学校では、プールが200校に設置されています。しかし、このうち過半数が築40年を超えて老朽化が進んでいて、多くは10年から30年後に更新の時期がやってくるということです。
一方、設置されている200校全てのプールを改築すれば、約460億円の財政負担が見込まれるとしています。こうしたことから市教委は今後、老朽化して更新が必要となった施設ごとに、スイミングスクールといった民間施設や区のスポーツセンターといった市営の施設など外部の施設の活用を検討するということです。
広島市教委 指導第一課 高田尚志 課長
「民間・市営どちらも共通して屋内であるということ。学校は天候によって授業ができる、できないというのは苦慮しているので、屋内プールであれば、年間の計画を着実に遂行できる」
また、近隣の小中学校など他校との共用も検討し、今後、それぞれの学校の状況に応じて検討を進めていくということです。