春の訪れを実感 ブロンズ像と樹木の「冬囲い」取り外し 上越市の高田城址公園

 上越市の高田城址公園で7日、ブロンズ像と樹木の冬囲い取り外しが始まった。春の訪れを告げる毎年恒例の作業で、3月下旬まで行われる予定。

ブロンズ像の冬囲いを取り外す作業が始まった(7日午前9時すぎ、高田城址公園)

 雪から保護する冬囲いは、西堀遊歩道沿いの「ブロンズプロムナード」の16基、噴水東側の「岩野勇三ブロンズコーナー」の10基とサツキ、ツツジなど園内の低木約5000本に施されている。同市によると、今冬の雪の深さは平年並みで、損傷はほとんどなかった。
 晴天となった初日は、市職員、シルバー人材センター派遣職員の計8人が2班に分かれ、ブロンズプロムナードと三の丸広場・忠霊塔周辺で作業。ブロンズ像をくくった縄を切り、3方を囲っていた竹と丸太を取り外した。
 同市の宮﨑直樹・公園管理人は「何事もなく春を迎えられて良かった」とほっとした様子。観桜会に向けて、「来園者が一番来られる時季。楽しみにしてご来園いただければ」と願った。

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