G7広島サミット 18歳の訴え「パフォーマンスで終わってほしくない」

G7広島サミットを政治パフォーマンスで終わってほしくない。県内で平和活動に取り組む18歳の女性が各国の首脳と被爆者との面会を目指し署名活動を始めています。

「政治的なパフォーマンスで終わることが無いように求めていきたい」先週金曜日に行われたオンライン記者会見。

配信したのは広島市中区のカフェでパソコンの前に座る広島市在住の岡島由奈さん18歳です。

岡島由奈さん(18)「サミットの内容を危惧しています。広島でただ開催されて、みんなで写真を撮ってとりあえず被爆地で開催したから核廃絶と関連させたよという感じの流れになりそうで…」

曾祖父を原爆で亡くした岡島さんは中学2年生のころから平和に関する取材や記事を書いてきました。

岡島さんが仲間と共に署名を通じて求めている内容は2つ、G7各国の首脳が被爆者と面会すること。そして原爆資料館を見学することです。

岡島由奈さん(18)「2016年にG7の外相会合が広島で開催されたときに被爆者の方と各国の要人が対面する機会がもうけられなかったということを知って、被爆者の方がご存命の間に各国の首脳たちが広島に集まるというのはこれが最後の機会になると思います」

また、2016年にオバマ元大統領が原爆資料館を訪れた際、滞在時間は10分ほど…今回の広島サミットは政治的パフォーマンスで終わることがないよう求めていきたいということです。

オンラインで行われている署名は現在1万3千人を超え、さらに増え続けています。岡島さんたちは今月末頃に署名をまとめ各国の大使館と外務省へ届ける予定です。

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