長崎県議選63人立候補予定 7選挙区で無投票公算 2023統一地方選

無投票の公算が大きい選挙区

 統一地方選第1ラウンドの県議選告示(31日)まで約3週間。長崎新聞社の取材では7日時点で定数46に対し前回(62人)並みの63人が立候補を予定していることが判明した。全16選挙区のうち長崎市(定数14)や佐世保市・北松浦郡(同9)などで激戦が予想される一方、過去最多タイの7選挙区で無投票となる公算。女性は過去最多の9人が出馬する見通し。投票は4月9日。
 立候補予定者の内訳は現職39、元職1、新人23。政党別では自民党32(現有議席31)、立憲民主党3(同2)、日本維新の会2(同0)、公明党3(同3)、共産党3(同1)、国民民主党4(同3)、社民党2(同2)、参政党1(同0)、無所属13(同3)。
 無投票の可能性がある選挙区は諫早市(定数4)、大村市(同3)、平戸市(同1)、対馬市(同1)、壱岐市(同1)、雲仙市(同2)、南松浦郡(同1)。無投票になれば平戸、雲仙両市は4回連続、南松浦郡は2回連続となる。
 男女別では男性54人に対し、女性は前回を1人上回る9人となる見通し。9人のうち5人は長崎市で出馬を予定している。
 同市では22人が14の議席を争うとみられる。このほか、自民の議長経験者に無所属新人が挑む西海市(定数1)や、自民現職と同新人、立民現職の三つどもえとなる西彼杵郡(同2)、自民と無所属の新人同士の一騎打ちとなる東彼杵郡(同1)などで激しい選挙戦が展開されそうだ。

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