Honda AWVは、CES 2018に出展したプラットフォーム型ロボティクスデバイス「3E-D18」のコンセプトを基に開発された頑丈で耐久性の高い電動モビリティ。アタッチメントやツールの追加することで、運搬をはじめ、さまざまな作業に活用できるプラットフォームとなっている。なお、Honda AWVはGPSによる位置情報、レーダーやライダーによる障害物検知機能、その他のセンサー類を駆使して自律的に走行する。
Honda Autonomous Work Vehicle Enhances Workforce Productivity
2021年には、Honda AWVの2代目のプロトタイプを用いて、米国南西部の大規模太陽光発電所の建設現場で実走行テストを実施。今回公開するのは、こうしたテストを通じて得た知見を踏まえ、各性能を向上させた3代目のプロトタイプとなる。
2代目プロトタイプからの変化点として、積載量を880ポンド(400kg)から2,000ポンド(907kg)へ拡大。GNSSサービスが弱い場所や利用できない場所でのナビゲーションも改善し、道路上に停止している障害物の回避機能を強化した。また、操作面では、タブレット端末ベースのシンプルなプログラミングインターフェースへと変わった。