Archer、初の量産型eVTOL製造施設の建設に着手。年間最大650機の生産を目指す

年間最大650機の航空機を生産できる予定。このような大量生産施設は、eVTOL業界では初だという。

計画されている施設は約35万平方フィートで、コビントン市営空港に隣接する戦略的な立地にある。さらに80万平方フィートの拡張が可能で、年間最大2,300機の長期生産目標に対応できると推定されている。このニュースは、Archer社が1月に発表した、自動車メーカー、ステランティス社との関係拡大に続くもの。

マセラティ社は、Archer社の量産型eVTOL機「Midnight」の製造において、協力することになった。このユニークなパートナーシップにより、各社が持つそれぞれの強みと能力を活用して、「Midnight」を市場に投入することになる。

Archer社は、eVTOL、電動パワートレイン、認証の専門家からなる世界クラスのチームを、ステランティス社は、高度な製造技術と専門知識、経験豊富な人材、資本を、このパートナーシップに提供するという。この提携は、Archer社の商業化計画に合わせて航空機の生産を迅速に拡大することを可能にする。一方で、Archer社が製造の立ち上げ段階における数億ドルの支出を回避できるようにすることで、商業化への道を強化することを意図している。ステランティス社は、Archer社のeVTOL航空機を独占的に受託製造することを目標としている。

Archerの創業者兼CEOであるAdam Goldstein氏は、次のようにコメントしている。

Goldstein氏:ジョージア州コビントンの新施設で、ステランティスと緊密に連携して大量生産能力を増強するため、次の重要なステップに進むことをうれしく思っています。ジョージア州とニュートン郡が、このエキサイティングな新産業における初の施設を支援してくれていることに感激しています。

このマイルストーンを記念して、Archerは4月にジョージア州コビントンでセレモニーイベントを開催する予定だという。

▶︎Archer Aviation Inc.

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