アンソニー・ホプキンス ヒュー・ジャックマンを追い詰める嫌味な父親に 「The Son/息子」本編映像

3月17日より劇場公開される、ヒュー・ジャックマンが主演主演する、「ファーザー」のフロリアン・ゼレール監督最新作「The Son/息子」から、「ファーザー」でアカデミー主演男優賞を受賞したアンソニー・ホプキンスが出演するシーンの、本編映像が公開された。

久しぶりにワシントンD.C.にある実家に帰省した弁護士のピーター(ヒュー・ジャックマン)は、大統領選挙のチームに参加するか悩んでいることを父のアンソニー(アンソニー・ホプキンス)に打ち明ける。ピーターは離れて暮らしていた息子のニコラスと同居し始めたばかりで、ニコラスの精神状態が不安だった。しかし、アンソニーは「自分はいい父親だと、言いに来たのか」と、そんなピーターをあざ笑う。家庭よりも仕事を優先し続け、政界で地位を築いたアンソニーと、出世か家族かで悩むピーター。ふたりのいびつな親子関係は、ニコラスへも影響を与えてしまうのだった。

映画化の際に何よりも先に想定したのが、アンソニー・ホプキンスが主人公の父親を演じることだったとインタビューで述べているフロリアン・ゼレール監督。この役は原作の戯曲には登場しない人物だが、「ファーザー」で父親役を演じたホプキンスをもう一度出演させることが、ヒュー・ジャックマンの配役よりも先に決まっていたという。ヒュー・ジャックマン演じる弁護士が主人公の物語である「The Son/息子」だが、アンソニー・ホプキンス演じる主人公の父親の不気味な存在も大きなインパクトを残している。

「The Son/息子」は、親と子の”心の距離”を描いたヒューマンドラマ。優秀な弁護士のピーターは新たな家族と幸せな日々を送っていた。そんな時に、前妻と暮らしていた17歳の息子ニコラスが、ピーターのもとに引っ越したいと訴える。ニコラスは心に病を抱え、絶望の淵にいたのだった。ピーターは息子を受け入れ、生活を始める。監督・脚本は、「ファーザー」のフロリアン・ゼレール。自身の戯曲を原作にした、「ファーザー」に続く家族三部作の第二部となる。主演・製作総指揮のヒュー・ジャックマンをはじめ、ローラ・ダーン、アンソニー・ホプキンスらが出演している。

【作品情報】
The Son/息子
2023年3月17日(金) TOHOシネマズ シャンテほか 全国ロードショー
配給:キノフィルムズ
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