高齢ペットとの暮らしに理解を深める市民フォーラムがこのほど、横浜市南区の市南公会堂で開かれ、約150人が参加した。市獣医師会の主催、市健康福祉局の後援。
19回目の今回は、獣医師で「滋賀県本町獣医科サポート」の北島崇さんが講演し、「ペットの寿命は医療やフードの進歩により延びている半面、老化によるトラブルも増えてきた」と指摘。高齢化に向けた生活準備の必要性を訴えた上で「正しい知識を持って暮らすことが大切」と話した。
講演後には、市獣医師会の会員病院から推薦された優良飼い主の表彰式も実施された。同会の溝呂木啓之会長は「ペットは短い命の中で私たちに元気を与えてくれるだけでなく、命の尊さも教えてくれる。これからも思いやりを持って接してほしい」と呼びかけた。