アストロズ・ブラウンGM タッカー&バルデスとの契約延長を希望

アストロズのデイナ・ブラウンGMによると、アストロズは正右翼手カイル・タッカー、エース左腕フランバー・バルデスとの契約延長交渉を日本時間3月10日までに済ませるか、後日改めて交渉することを望んでいるという。ブラウンGMは「(日本時間3月10日までには)契約延長できるかどうかわかるだろう」とコメントする一方、日本時間3月10日を契約延長交渉のデッドラインと呼ぶことは避けた。シーズン中の契約延長交渉はなるべく避けたい意向だが、開幕までに契約延長が成立しない場合、シーズン中に交渉を行う可能性もゼロではないようだ。

今年1月にアストロズのGMに就任したブラウンは、先発右腕クリスチャン・ハビアーに5年6400万ドルの契約を与えた。バルデスとは年俸調停を回避して年俸680万ドルで合意し、タッカーとは年俸調停の末に球団側が勝利して年俸500万ドルに決定。アストロズはバルデスとタッカーを少なくともあと3年保有可能だが、ブラウンGMは「両者との契約延長を済ませたい」と語っている。

ホセ・アルトゥーベとアレックス・ブレグマンの長期契約が残り2年となっているため、ブラウンGMは次のオフシーズンにはこの2人との契約交渉に集中したいと考えているようだ。「来年の心配事をアルトゥーベとブレグマンだけにするためにも、タッカーとバルデスとの契約延長を済ませたい。でも、もし契約延長できなくても3年間は保有できるからね」とブラウンGMは言う。

ブラウンGMは1週間前にはタッカーとバルデスとの契約延長について、より楽観的に感じていたという。ところが、1週間が経過しても目立った進展はない。「バルデスよりもタッカーのほうが(契約延長の成立まで)遠いかもしれない」とブラウンGM。「でも、私は希望を持ち続けるよ」と両者との契約延長を諦めない姿勢を強調した。

6年連続でリーグ優勝決定シリーズに進出し、そのうち2度ワールドシリーズ制覇を成し遂げているアストロズ。育て上げた主力選手との契約延長を実現させ、安定したチーム作りを継続していくことができるか注目だ。

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