冨安がセリエA復帰か アーセナルがブレーメルとのトレード画策

冨安がユヴェントス移籍か @Getty Images

プレミアリーグのタイトルに近づくアーセナルは今夏の移籍市場でビッグネームの補強を画策しており、ウェストハム・ユナイテッドのデクラン・ライスやナポリのビクター・オシムヘンをターゲットにしている。さらにイタリアメディア『CalcioMercato』によるとユヴェントスのブラジル代表DFグレイソン・ブレーメルに熱視線を送っていて、日本代表DF冨安健洋+2700万ポンド(約43億8000万円)でオファー提示を目論んでいるようだ。

今シーズンのアーセナルの守備体制は強固なものとなっており、ミケル・アルテタ監督が施した最大の改善は、ディフェンスラインの一貫性。ガブリエウとウィリアム・サリバのセンターバックコンビはお互いを十分に補完していて、リーグ首位を走るチームの最終ラインを支えている。今冬の移籍マーケットでヤクブ・キヴィオルを獲得したものの、さらにブレーメルをチームに加えれば今後何年にも渡ってトップクラスのタレントを誇ることができるだろう。冨安を手放すのは奇妙な選択に見えるが、おそらく他の右サイドバックの選手を連れてくる計画があるのかも知れない。

一方でブレーメルは今シーズンのユーベにとってダイヤモンドの原石のような輝きを放ち、GKヴォイチェフ・シュチェスニもブラジル代表DFの大ファンであると公言。イタリア紙『Tuttosport』の取材では、「身体能力がとても高く、ボールを持っている時は落ち着いていて、ボールを保持していない時は威厳があるんだ」と評価している。

ユーベは今、信じられないほど暗い表情を浮かべている。来シーズンのUEFAチャンピオンズリーグの出場権が、ポイント剥奪によって遠い夢となってしまったからだ。そこでユーベはトンネルの出口を見つけるため、ブレーメルと冨安との選手トレードに踏み切るかも知れない。

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