嫌気性菌感染症の研究、藤田氏が学会賞を受賞 沖縄で初

 おもと会グループ特別顧問の藤田次郎琉球大名誉教授が、本年度の日本嫌気性菌感染症学会賞を受賞した。4日、富山県で表彰式が行われた。

 同賞は、永年にわたり研究や学会発展の功績が顕著な1人に毎年贈られる。沖縄県では初。藤田さんは、14年の沖縄県での学会開催や、嫌気性菌に有効な新たな抗菌薬の開発に尽力してきたことなどが認められた。藤田さんは「受賞を名誉に思う。高齢者肺炎には嫌気性菌が絡んでいるので、これまでの知見を今後の診療に生かしたい」と話した。

 (中村万里子)

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