「お客さまに安心を」バス乗務員 運転技術の競技会 中国ジェイアールバス

10日、路線バスや高速バスの乗務員が、運転技術を披露する競技会が開かれました。

ことしで27回目を迎える中国ジェイアールバスの「運転サービス競技会」です。支店・営業所から選抜された10人の乗務員が、日頃の業務で培った運転技術を競います。

まずは、「日常点検」です。増田さんは、6人いる女性乗務員の中から唯一の参加です。

中国ジェイアールバス 広島支店 増田恵子 さん
「エンジンオイルの量、良し」

およそ110項目におよぶ点検か所から不良か所を発見します。

続いては、「運転技量」です。14メートル四方のせまい場所で制限時間内で方向転換を競います。スラロームからクランク走行ではパイロンやバーに接触しないように慎重にハンドルを操作していきます。

競技(車内アナウンス)
「新型コロナウイルス感染症対策として、引き続きバスの車内ではマスクをご着用ください」

「路上運転」では、マイク案内や車いすの客への対応など、接客も審査の対象です。

中国ジェイアールバス 酒井俊臣 社長
「ふだん、みんなそれぞれバラバラに仕事していますけれど、少しでも運転技能を磨こうというきっかけにしていただく。お客さまに安心を感じていただけるような運行が絶対条件です」

12月には、広島で全国のJRバスグループ8社の代表が出場する運転競技会が予定されています。

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