区諾軒氏、法廷で戴耀廷氏を批判

西九龍法院(地裁)で3月8日、民主派の予備選挙「35+」をめぐる審理が引き続き行われた。9日付香港各紙によると、原告側証人として出廷した元民主党メンバーの区諾軒氏は、元香港大學副教授の戴耀廷氏が2020年4月に発表したいくつかの「攬炒文章」(破壊活動を扇動する論説)による戴氏の見方が予備選挙の性質を変化させたと感じ始め、特に『真の攬炒十歩、これは香港の宿命』での主張は「非常に狂っている」と指摘。区氏は戴氏に対して、1国2制度下の香港で生活していて「あなたが発表したある文章は国家の感情を刺激し、行き過ぎだと思う」と述べたことを明らかにした。また香港版国家安全法の立法後、予備選挙が法に触れるリスクはますます高まったため、戴氏の言論には反対したと述べた。このため区氏は、6月30日に香港版国家安全法が実施された後、7月16日に予備選挙から脱退した翌日に香港電台(RTHK)の番組に出演し「戴氏の言論に鮮明に反対する」との声明を発表したという。

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