【土日の天気】土曜日は広く晴れて25℃夏日に迫る所も 日曜日は西から天気下り坂

 きょう11日(土)は沖縄から北海道の広い範囲で安定して晴れ、最高気温は20℃を超える所が多くなる見込み。夏日に迫る所もあり、暑がりな場合は半そで1枚でも過ごせそう。
 ただ、この晴天は長くは続かず、あす12日(日)から13日(月)にかけては広く雨が降り、この雨のあとは一時的に気温が下がる予想だ。

きょう昼間 西日本は半そで1枚でも過ごせる陽気

 きょう11日(土)は高気圧に覆われて、朝から全国的に穏やかに晴れている。午後も沖縄から北海道にかけて安定した晴天が続く見込みだ。
 日ざしが気温を押し上げ、最高気温は4月並みの所が多い予想。西日本から東日本は20℃を超える所がほとんどで、大阪は24℃と25℃近くまで上がる見通し。暑がりな場合は、昼間は半そで1枚でも過ごせそうだ。

 積雪の多くなっている所では雪解けが進むため、なだれや落雪などに注意が必要。また、晴れて気温が高いため花粉は非常に多く飛びそうだ。
 加えて、西日本を中心に黄砂が飛来する可能性がある。洗濯物は、日の当たる室内などに干した方がいいかもしれない。

あす 午後以降は西から本降りに

 安定した晴天は長くは続かなそうだ。あす12日(日)には高気圧は日本の東へ移動し、代わって前線を伴った低気圧が近づく見通し。
 そのため天気は下り坂で、午後以降は西から本降りの雨の範囲が広がりそう。雷を伴う所もある見通し。東日本や北日本は雲が広がりやすいものの、いくらか日ざしは届く見込みだ。

 低気圧に向かって南から暖かい空気が流れ込むため、気温は引き続きこの時季としては高い予想。日ざしが少なくても、最高気温は西日本や東日本で20℃を超える所が多くなりそうだ。

13日(月)は東・北日本でも雨 雨足強まるおそれも

 低気圧や前線は13日(月)にかけて日本付近を通過する見通し。13日(月)午前中は西日本で本降りの雨が降り、午後になると雨の中心は東日本や北日本となりそうだ。雨足が強まるおそれもある。
 この雨を境に気温はいったん下がる見通し。最高気温は14日(火)にかけて15℃を下回る所があるものの、15日(水)以降はまた平年より暖かい日が多くなりそうだ。
 気温が高い影響で、16日(木)には福岡や東京で早くもソメイヨシノ開花の便りが届くかもしれない。

(気象予報士・鈴木悠)

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