オープン戦15日目 レンジャーズ・筒香が3打数2安打3打点の活躍

日本時間3月11日、メジャーリーグはオープン戦がスタートして15日目を迎えた。レギュラーシーズン開幕が20日後に迫るなか、盛り上がりを見せるワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の裏で、引き続きオープン戦が行われている。レンジャーズとマイナー契約を結び、招待選手としてスプリング・トレーニングに参加している筒香嘉智は、アスレチックス戦でオープン戦初出場。5回裏に一塁の守備から途中出場すると、2本のタイムリーを放ち、3打数2安打3打点の活躍で開幕ロースター入りに向けてアピールした。

筒香は5回裏からコリー・シーガーと交代で出場し、「2番・一塁」のスポットに入った。6回表二死満塁のチャンスで迎えた第1打席は左中間へのタイムリーを放って2打点。8回表無死1塁の第2打席はセンター後方へのタイムリー二塁打を放った。9回表二死走者なしの第3打席はショートゴロに倒れたが、オープン戦初出場で3打数2安打3打点という幸先のよいスタートを切った。

レンジャーズは筒香の活躍もあり、9回表が終わった時点で11対5と大量6点をリード。しかし、ここからアスレチックスの逆襲が始まった。9回裏、レンジャーズは7番手のレイエス・モロンタを投入したが、2つの四死球と暴投でいきなり無死2・3塁のピンチ。ここでクリスチャン・パチェにタイムリーを浴びて1点を返され、ローレンス・バトラーの内野安打に三塁ジョナサン・オルネラスの悪送球が絡んでさらに2点を失った。続くタイラー・ウェイドはレフトへのヒット。無死2・3塁となり、モロンタは降板した。

8番手のジェイク・ラッツはブレント・ルーカーに四球を与え、無死満塁の大ピンチに。ここでケビン・スミスにレフトへの2号グランドスラムが飛び出し、アスレチックスは9回裏に1人もアウトにならないまま大量7点を奪って12対11で劇的な逆転サヨナラ勝ちを収めた。オープン戦の成績はアスレチックスが12試合で5勝7敗、レンジャーズが15試合で6勝9敗となっている。

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