スーパーGT岡山公式テストのGT300車両の外観に変化。全車がクラス識別帯を外す

 3月11日、岡山県の岡山国際サーキットでスタートしたスーパーGTの公式テスト。2023年に参戦する全車両が参加しているが、GT300クラスでは外観に変化がみられた。フロントウインドウに貼られているはずのクラス識別帯が貼られていないのだ。

 スーパーGTはGT500クラス、GT300クラスの2クラス混走で、それがスリリングなレースを生み出しているが、スタンドやテレビで観戦している際に、どのクラスかすぐ分かるようにクラス識別の表示がある。GT500クラスはライトが白系、カーナンバーのベースがホワイトで、前後ウインドウにホワイトの識別帯が貼られ、近年はボッシュのロゴが入っている。

 一方GT300クラスは、ライト、カーナンバーのベースがイエローで、2019年まではフロントウインドウにイエローの識別帯が貼られていた。2020年からはオートバックスのオレンジの帯が貼られており、すぐに識別できるようになっていた。

 ただ今回の公式テストでは、GT300クラスの全車のフロントウインドウに帯が貼られていない。これはGT300の識別帯スポンサーについてのみオートバックスのスポンサードが終了したためとのことで、前日まではオレンジの帯をつけていたチームもあったが、公式テスト走行初日からは全車が外しているという。

 今後、ふたたびなんらかの帯が復活すると予想されるが、今回の公式テストのGT300車両はレアな走行シーンとなるかもしれない。

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