バット一閃(いっせん)のライナーは、一塁手が飛び込んだ先を瞬く間に抜けていった。4-1の四回1死二塁。近藤がチェコを突き放す貴重な適時二塁打をマーク。塁上では日本代表でおなじみとなった「ペッパーミル・パフォーマンス」でベンチの熱気に応えた。
巨体が居並ぶ日本代表打線にあって、身長171センチの左打者が連日、躍動している。「チャンスで回ってくることも多いし、その後も(大谷)翔平、いいバッターが控えている。打線が円滑になるように心がけている」。1点ビハインドの三回の第2打席では二塁打でチャンスメークし、直後の逆転を呼び込んだ。