広島県・呉市大和ミュージアムで特攻隊員の遺書を公開

広島県呉市の大和ミュージアムで、太平洋戦争に出撃した特攻隊員の遺書などを公開した企画展が行われています。

この企画展は鹿児島県の知覧特攻平和会館の協力で開かれており、戦時中に特攻隊員が遺した手紙と関連エピソードが紹介されています。

1945年の沖縄戦に出撃した隊員たちの平均年齢は21歳と若く、展示には、幼い弟や妹たちを故郷に残して出撃する隊員の気持ちがつづられた遺書などが公開されています。

大和ミュージアムの久保健至 学芸員は

「これだけ若い方達が戦争末期に、たくさん命を落とされたこと、ご家族にどういった思いを持っていたのか、そういったところを感じて見ていただければ」

と話しています。

この企画展「明日を生きる弟妹たちへ」は3月21日まで開催されています。

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