石黒正数さんが故郷福井市の広報紙に「木曜日のフルット」特別版 人気漫画家、北陸新幹線の開業控え寄稿

石黒正数さんが寄稿した漫画を載せた福井市政広報紙

 北陸新幹線福井県内開業1年前を記念し、同県福井市出身の人気漫画家、石黒正数さんが福井市政広報紙3月10日号に漫画を寄稿した。石黒さんが少年誌で連載している「木曜日のフルット」の特別版として、福井弁を操るネコのキャラクターたちによる新幹線開業を祝う掛け合いが楽しめる。

 石黒さんは2021年、出身地の松本地区の松本まつりが60回目を迎えたことを記念しPRポスターを担当。市としてもコラボレーションの機会を探っていたところ、今回の寄稿に快諾してもらえたという。

 木曜日のフルットは週刊少年チャンピオン(秋田書店)で2009年から連載されているギャグ漫画。今回の特別版では、福井弁を話すネコ「ヒッテモン」や「テキ姉(ねえ)」「怪盗ジャミジャミ」が登場する。

 「思ってえんかったやろでのぉ」「ほやほや」など方言の掛け合いは福井出身ならでは。2ページの漫画と、石黒さんの新幹線への期待を込めたコメントも掲載している。

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 広報紙は約8万7千部発行。自治会を通じ市内約7万8千世帯に配布するほか、市の公共施設やコンビニにも配置する。

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