コッポラ監督最新作に出演米俳優「最もエキサイティングな体験」

俳優のアダム・ドライバー(39)はフランシス・フォード・コッポラ監督(83)の新作映画『メガロポリス』の撮影を心から楽しんだそうだ。『ゴッドファーザー』で知られるコッポラ監督(83)が、壊滅的な災害に見舞われた都市を理想郷として再建しようとする建築家の姿を描いた同作にアンサンブルキャストとして出演したアダムは、コッポラ監督と仕事ができたことに感激しているという。

アダムはPaste誌にこう語っている。「『メガロポリス』は、出演した作品の中で最もエキサイティングなもののひとつだった。特にフランシスと一緒に仕事が出来たことはね」「これまでで最高の撮影体験のひとつだった。そして、彼が作ったものには、参考になる枠がないんだ。とてもユニークで、願わくば誰もがアクセスできるものであってほしい。特定の観客のためというようなとらえどころのないものではなく、すべての人のためにあるものなんだ」「そして彼は、皆が望む通りの人物だよ」

1980年代に映画脚本の執筆を始めたコッポラ監督。本作は自己資金による、かなりの情熱を持って取り組んだプロジェクトであり、アダムは「彼の映画を観ないわけにはいかないよ。すべての作品に彼らしさを見ることができるからね。彼はとても勇気があるんだ」「自分で作ったからこそ、コントロールすることができる。彼はそれを可能な限り独創的なものにするために尽力し続けたんだ」とコッポラ監督を称賛した。

一方これまでの報道では、スタッフの入れ替わりが激しく、予算が膨らむ中、コッポラ監督は本作をコントロールするのに苦労しているとされていたが、本人は撮影が順調であったとして報道を否定、「キャストにこれほど満足した作品は初めてだよ。視覚的にも予定通りに進行したということに、とても満足している。これらの報道は、その情報源が誰であるかを決して言わない。彼らには笑って『今にわかるよ』と言っているよ。何故なら、これは美しい映画であり、特にキャストがとても素晴らしいからね」と語っていた。

(BANG Media International/よろず~ニュース)

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