運命の13日を前に…姉・秀子さん「くたびれても頑張る」袴田事件の再審開始を訴え=静岡・浜松市

いわゆる「袴田事件」で死刑が確定している袴田巖さんの再審=裁判のやり直しについて、13日に東京高裁が判断を示すのを前に姉の秀子さんらが浜松市内で街頭キャンペーンを行いました。

<袴田巖さんの姉・秀子さん>「長い裁判で本当にくたびれちゃっておりますが、ともかく長い裁判でも頑張って頑張って頑張っていきます」

袴田巖さんは1966年、旧清水市のみそ製造会社で一家4人を殺害したとして逮捕され、1980年、死刑が確定しました。

袴田さんらは再審の開始を求めていて、13日午後、東京高裁が裁判をやり直すかどうか判断を示します。

12日は姉の秀子さんと支援者らが遠州鉄道新浜松駅前で街頭キャンペーンを実施し、袴田さんの再審を開始するよう訴えました。

また、再審開始の決定が出た場合には検察側が不服を申し立てる「特別抗告」を回避することも呼びかけました。

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