胃がん公表「前を向いて打ち勝つ」との思いも…バレー東レ・藤井直伸選手が死去 東京五輪代表としても活躍

静岡県三島市を本拠地とするバレーボール・Vリーグ1部の東レアローズに所属する藤井直伸選手が亡くなっていたことがわかりました。31歳の若さでした。所属する東レアローズによりますと、藤井選手は3月10日に亡くなったということです。

藤井選手は宮城県石巻市出身のセッターで東京五輪に出場するなど、これまで活躍を続けてきました。

2022年2月、藤井選手は自らのSNSでステージ4の胃がんと診断されたことを公表、それでも「前を向いてこの病気に打ち勝つ」と強い意志を示していました。

東レアローズは公式サイトで「人柄も含めチームの中心であり、今後の活躍を嘱望されていた選手を失ったことは悲しみに耐えません」とコメントしています。チーム内外から愛された名セッターが短すぎる生涯を閉じました。

31歳の若さで死去した藤井直伸選手

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