WBC5日目 プールCとDも開幕 超強力打線のアメリカは白星発進

日本時間3月12日、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)は大会5日目を迎え、アリゾナのチェイス・フィールドでプールC、マイアミのローンデポ・パークでプールDの戦いもスタートした。プールCはアメリカがイギリスに先制を許したものの、6対2で逆転勝利。コロンビア対メキシコの一戦は延長タイブレークに突入し、コロンビアが5対4で勝利した。プールDは優勝候補のドミニカ共和国がベネズエラに1対5で敗戦。2大会連続準優勝のプエルトリコはニカラグアに9対1で快勝した。

前回王者のアメリカは9番に昨季ナ・リーグ首位打者のジェフ・マクニールが入る超強力打線。先発のアダム・ウェインライトが初回にトレイス・トンプソンの1号ソロで先制を許したが、3回裏にノーラン・アレナドのタイムリー二塁打で追いつくと、カイル・タッカーのタイムリーで勝ち越しに成功した。4回裏に昨季ナ・リーグ本塁打王のカイル・シュワーバーが1号3ランを放ってリードを広げ、6回裏にはアレナドが再びタイムリー二塁打。6対2でイギリスを破り、白星発進となった。

プールCのもう1試合では、コロンビアとメキシコが熱戦を繰り広げた。5回表にレイナルド・ロドリゲスの1号2ランでコロンビアがリードを奪うと、直後の5回裏にメキシコはランディ・アロザレーナが同点の1号2ラン。その後、4対4の同点で延長タイブレークに突入し、10回表に遊撃ルイス・ウリアスのタイムリーエラーで勝ち越したコロンビアが5対4で勝利した。

プールDでは、プエルトリコが1対1の同点に追いつかれた直後の5回裏に打線がつながり、フランシスコ・リンドーアのタイムリーなどで一挙5得点。7回裏にもクリスチャン・バスケスのタイムリーなどで3点を追加し、ニカラグアに9対1で快勝した。

ドミニカ共和国は初回にフアン・ソトのタイムリー二塁打で先制したが、先発のサンディ・アルカンタラがアンソニー・サンタンデールに1号同点ソロを浴びるなど3失点。リリーフ陣も6回裏と8回裏に1点ずつを失い、1対5でベネズエラに敗れた。

プールCとプールDは日本時間3月13日にも2試合ずつが行われる。アメリカ対メキシコ、ベネズエラ対プエルトリコという好カードも組まれており、どんな戦いが繰り広げられるか注目だ。

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