「進んできている道をさらに進んでいこう」“中山アスル”初ホーム戦で初勝利 清水はまさかの4戦連続ドロー

明治安田生命J2リーグ第4節、明治安田生命J3リーグ第2節が3月11、12日の両日各地で行われ、静岡県勢はJ3アスルクラロ沼津が待望の今季初勝利を挙げましたが、J2勢はすべて白星を逃しました。

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Jリーグ静岡県勢の結果

ホームで今季初勝利が欲しい中山雅史監督率いるアスルクラロ沼津は、カターレ富山と対戦。前半終了間際、PKを獲得。MF持井響太が落ち着いて決め、1点リードで前半を終えます。

さらに後半31分、MF鈴木拳士郎がミドルレンジからシュート!相手GKに一度は弾かれるも反応したのはMF管井拓也が詰めて2点目。その後1点を追いつかれるも、今季ホーム初ゲームでシーズン初の勝ち点3をつかみ取りました。

<アスルクラロ沼津 中山雅史監督>

「勝つということ、結果を得られることっていうのはチームに勢いをつけてくれる。そして進んできている道をさらに進んでいこうという思いにもさせてくれる。そういうことを運んできてくれた勝利だと思っている」

一方、波に乗り切れないのは、J2の静岡県勢。開幕から3試合連続で引き分けが続く清水エスパルスは、ホームで首位の大分トリニータと対戦。前半21分、高い位置でボールを奪うと、FW北川航也からMF西澤健太へとつなぎ、西澤がシュート!しかし、これは相手DFに阻まれます。

最大のチャンスは後半39分でした。FWチアゴサンタナから、この日、スタメンに抜てきされたDF岸本武流が左足を振り抜くも、相手GKに止められ、得点とはなりません。そして、そのまま試合終了。清水、決定力を欠き4戦連続のドローです。

ジュビロ磐田はリーグ戦連勝を目指し、アウェーで大宮アルディージャと対戦。序盤、主導権を握ったのは、磐田でした。前半だけで相手の倍以上、7本のシュートを放ちますが、どれもゴールを割ることはできません。

後半も勢いは止まらず、36分、CKからDFリカルドグラッサがヘディング、こぼれ球にMF古川陽介が詰めますが、これも決めきることができません。

すると、試合終了間際、左サイドからクロスをあげられると、元磐田・DF袴田裕太郎の折り返しを大宮FWアンジェロッティが決め、0-1。磐田、相手を上回る13本のシュートを打つも決定力を欠き、2敗目を喫しました。

天皇杯王者・ヴァンフォーレ甲府とアウェー対戦した藤枝MYFC。前半37分、甲府にゴール前でボールをつながれると、最後はMF武富孝介に決められ、先制を許します。

早く追い付きたい藤枝は後半18分、MF久保藤次郎からMF榎本啓吾とつなぎ、再び久保がゴール。試合を振り出しに戻します。しかし、その8分後でした。甲府に中央を崩され、最後はMF長谷川元希が決め1-2。藤枝、守備の甘さが露呈し、2連敗です。

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