マスク緩和も大半が着用 「感染状況見極めたい」 JR宇都宮駅周辺【動画】

多くの人がマスク姿で往来していたJR宇都宮駅構内=13日午後5時30分、宇都宮市川向町

 政府は13日、新型コロナウイルス対策のマスク着用ルールを個人の判断とするよう緩和した。着用を巡る感染対策の転換は約3年ぶり。ただJR宇都宮駅周辺では、これまでと変わらずにマスクを付けた人の姿がほとんどだった。

 同日夕、帰宅途中の学生や会社員らが駅を行き交う。口元はマスクで覆われていた。今月、宇都宮女子高を卒業した判治暖佳(はんじののか)さん(18)は「まだ感染者数も多い。急に外していいと言われても、なぜ今なんだろう」と疑問を口にした。「外すかどうかは感染状況を見極めて自分で決めたい」。

 下野市、無職女性(87)は持病があり宇都宮市内の病院に通院している。「感染が怖い。当面はマスク生活を続ける」と語った。

 出張で来県した東京都文京区、会社員男性(57)はこの日からマスクを外した。「みんな着用していて驚いた。この先もノーマスクを貫く」と話した。

多くの人がマスク姿で往来していたJR宇都宮駅構内=13日午前7時30分、宇都宮市川向町
従業員のマスク着用への理解を求める看板=13日午後0時20分、宇都宮市インターパーク6丁目
診療所前に貼られたマスク着用を求める貼り紙=13日午後、宇都宮市内

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