パソコンがウイルスに感染… 詐欺被害防いだコンビニ従業員 島原署が感謝状

ニセ電話詐欺被害を未然に防ぎ、感謝状を受けた横田さん(中央)=島原署

 ニセ電話詐欺被害を未然に防いだとして、島原署は10日、長崎県島原市大下町のファミリーマート島原大下店の従業員、横田克久さん(49)に署長感謝状を贈った。
 同署などによると2月28日夜、横田さんは携帯電話で通話しながら来店した70代男性が電子マネーを購入しようとしたことに気付いた。男性は「パソコンがウイルスに感染し、修理のため必要」と理由を話したため、詐欺の可能性を説明。同署から配られた詐欺被害防止のチラシを見せ、警察への相談を勧めた。
 男性は、所有するパソコン画面に示された電話番号にかけ、5万円分の電子マネーを購入するよう誘導されていたという。
 同署で竹田英城署長から感謝状を受け取った横田さんは「(男性が)被害に遭わずよかった。今後も不審に感じたら声かけしたい」と話した。


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