児童らが渡り初め 壬生IC前けやき歩道橋、使用開始

歩道橋で行われたテープカット

 【壬生】県は13日、国谷の県道羽生田上蒲生線に架かる「壬生インターチェンジ(IC)前けやき歩道橋」の使用を開始した。登下校で利用する壬生東小児童らによる渡り初めが行われた。

 歩道橋が設けられた場所は4車線道路。交通量が多く道幅も広いため、横断歩道を渡る児童の安全を心配する声があり、地元自治会などから歩道橋整備の要望があった。

 歩道橋は長さ約40メートル、幅約2メートル。事業費は約2億5千万円。歩道橋の名称は、同校のシンボルであるケヤキの木にちなんで付けられた。

 渡り初め式には県栃木土木事務所の上野寿幸(うえのひさゆき)所長、小菅一弥(こすげかずや)町長、同校の6年生54人らが参加。上野所長は「子どもたちの命を守りたいという思いから歩道橋がつくられた。たくさん利用してください」とあいさつ。テープカットして完成を祝い、参加者全員で歩道橋を渡った。

児童らによる渡り初め

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