オープン戦18日目 藤浪が4失点も2勝目 筒香は1号2ランを放つ

日本時間3月14日、第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)が盛り上がりを見せるなか、メジャーリーグのオープン戦は18日目を迎えた。アスレチックスの藤浪晋太郎は、ロッキーズ戦でオープン戦3度目の先発登板に臨み、4回途中4失点ながら打線の援護に恵まれて2勝目をマーク。レンジャーズとマイナー契約を結んでいる筒香嘉智は、ダイヤモンドバックス戦の6回表から一塁の守備に入り、7回裏に回ってきた第1打席でライトへの1号2ランを放つなど、2打数1安打2打点の活躍を見せた。

藤浪はロッキーズ戦に先発。初回先頭から安打、四球、安打で無死満塁のピンチを背負い、C・J・クロンを空振り三振に仕留めたものの、マイク・ムスタカスに走者一掃のタイムリー二塁打を浴びた。このあと、さらに四球を与えて1・2塁となったが、二者連続三振でピンチを切り抜けた。

2回裏はセカンドゴロ、空振り三振、見逃し三振で三者凡退。3回裏は二死からヒットと暴投で走者を得点圏に進めたが、ザック・ビーンを空振り三振に仕留めた。4回裏も続投したが、先頭打者に四球を与えたところで降板。4回途中まで70球を投げ、被安打4、奪三振7、与四球3、失点4と安定感を欠いたが、チームは8対7で勝利し、藤浪には2勝目(0敗、防御率5.63)が記録された。

筒香は6回表の守備から途中出場。7回裏二死1塁で回ってきた第1打席でライトへの1号2ランを放ったが、9回裏一死走者なしの第2打席はレフトフライに倒れた。2打数1安打2打点で、オープン戦4試合の通算成績は11打数4安打、打率.364、1本塁打、5打点、OPS1.091となっている。

初回に4点を先制されるなど苦しい展開となったレンジャーズは、筒香の2ランなどで7回裏に6対7と1点差まで追い上げたものの、直後の8回表に4失点。8回裏に2点を返したが、追い上げも及ばず、8対11でダイヤモンドバックスに敗れた。

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