永山絢斗、加藤雅也、生瀬勝久ら「リバーサルオーケストラ」出演者がクランクアップ

3月15日に最終回を迎える、日本テレビ系連続ドラマ「リバーサルオーケストラ」(水曜午後10:00)の出演者たちが、続々とクランクアップしている。

主演・門脇麦、共演・田中圭による「リバーサルオーケストラ」は、超地味な市役所職員として働く“元・天才バイオリニスト”の谷岡初音(門脇)と、彼女を巻き込む“変人マエストロ”の常葉朝陽(田中)の2人が、児玉交響楽団(通称・玉響)をポンコツ交響楽団から一流オーケストラに大改造していく、爽快感抜群の音楽エンターテイメントドラマ。

負けたら解散となる児玉交響楽団と、王者・高階フィルの対決が描かれる最終回。初音の幼なじみの人気バイオリニスト・三島彰一郎を演じた永山絢斗と、その父で世界的マエストロ・三島光太郎役の加藤雅也のクランクアップは、高階フィルの演奏シーン。緊張感あふれるシーンを無事撮り終えると、スタッフから「オールアップです!」の声と拍手とともに、2人に花束が贈呈。加藤は「楽しい仕事でした! それではフライトがあるので…」と多忙な世界的マエストロのキャラクターらしい発言をし、笑顔を見せた。

永山は、クランクアップと同時に3月7日に迎えた誕生日も祝われ、大きな拍手に包まれた。「誕生日のお祝いもありがとうございます。演奏シーンは少し憂鬱で、孤独な日々だったので、玉響の皆さんに会えてほっこりした気持ちになりました。いい思い出になりそうです」とうれしそうにコメントした。

また、打倒・高階に燃える玉響を、“市民に愛されるオーケストラ”にしたいと応援し、時には強引に巻き込みながら「音楽の街プロジェクト」を進めてきた憎めない市長を演じた生瀬勝久。その最終シーンは、こけら落とし公演の舞台となるシンフォニーホールのロビーでの場面。花束が渡されると、「本当は玉響の中に入りたかった…! できれば平田(満)さんの役を・…!! 本当に皆さんありがとうございました!」と述べ、玉響のキャストやスタッフを笑わせた。

そして、音楽雑誌編集者・後藤かおりを演じた相武紗季も、シンフォニーホールでの撮影を終えてクランクアップを迎え、「久しぶりの連ドラでしたが、本当に楽しい現場でした!」とニッコリ。すでにその日の撮影を終え、その場に立ち会った田中圭とスタッフに向け、「まだまだ皆さん山場のシーンが残っていらっしゃると思いますが、体に気を付けて乗り切ってください!」とねぎらいの言葉をかけた。

さらに、王者・高階フィルを率いる高階藍子役の原日出子、玉響の事務局長・小野田隼役の岡部たかし、児玉交響楽団を常々妨害してきたライバル市議・本宮雄一役の津田健次郎、朝陽の母・康子役の石野真子も、玉響と高階フィルの対決が行われるシンフォニーホールでの撮影でクランクアップとなった。

石野は「朝陽のお母さんになれて本当にうれしかったです。皆さんに会えて本当にうれしかったです! ありがとうございました」と感謝。

津田は「楽しかったです! 視聴者の皆さんから“豚汁”“豚汁”と呼んでいただいて…。まだ皆さん撮影が残っていますので、体に気を付けて最後まで乗り切ってください、ありがとうございました」と“豚汁”で玉響を妨害した第3話以降、SNS上で呼ばれているあだ名にも触れつつあいさつ。

岡部は、共演者の面々から「たかしー!」「小野田ぁ!!」と声を掛けられつつ、「終わってしまったぜ、ちぇ!」と初音をまねて床を蹴るポーズを取ると一同笑いに包まれ、「皆さんの楽器や演奏に対する真摯(しんし)な向き合い方、努力、乗り越えていく力、勉強になりました。ありがとうございました!」と締めた。

原は「このドラマに参加することができて本当にうれしかったです。このお仕事に自分自身すごく励まされました。藍子のようにしなやかに強く生きていきたいと思います、ありがとうございました」と感慨深げに語った。

最終回では、運命のこけら落とし公演に向けて朝陽は指導に熱が入り、初音と2人で「チャイ5」(チャイコフスキー交響曲第5番)の解釈や表現方法を話すこともしばしば。うれしい初音だが、朝陽が移籍するといううわさを聞いて不安に駆られる。しかも、そのうわさはどうやら本当のようで…。果たして朝陽の本心とは? たった4カ月前はバラバラだったポンコツオケが、最高の舞台へ。いよいよ日本一のオーケストラと一騎打ちが展開される。

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