中華料理人・陳建一さん死去 5年前にオープンした高松市の店で利用客からも惜しむ声

中華の鉄人と言われた料理人・陳建一さんが亡くなりました。5年前にオープンした高松市の麻婆豆腐専門店は陳さんの店です。利用客からも惜しむ声が聞かれました。

高松市のシンボルタワーにある麻婆豆腐の専門店は、「陳建一」さんの名前が店名に掲げられていて、14日の昼食時も列ができていました。

(来店者は―)
「麻婆豆腐が印象的でした。(陳さんの)中華をずっと残していったらいいかな」
「ここでしか食べられない。おいしい味ですね。気さくな感じですよね、おしゃべりもうまいし。残念ですね」

統括店長の橋本さんは、30年前に東京で陳さんと出会い、修行を続け、5年前に陳さんから高松の店を任されました。

陳さんは年に1回、高松の店にも顔を出していて、ちょど1年ほど前にも店を訪れていました。

(陳健一専門店/橋本洋行 統括店長)
「『料理は愛情だよ』というのを常日頃から言われている方でしたし、ずっと言われてきたので、おいしい料理を常に提供することを第一に考えて、これからもやっていきたい」

店の壁にある、陳さんからのメッセージ「菜 心 是 愛」。料理の心は愛情、というメッセージがこれからも伝えられていきます。

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