「夢だった学校でうれしい」「支えてくれたお母さんにありがとう」受験生に春、県内公立高で合格発表…その風景は少しずつ様変わり=静岡

静岡県内の公立高校で合格発表が3月14日に行われ、掲示板を見に来た受験生からは歓声が上がりました。ただ、オンラインの普及によって、その風景は少しずつ様変わりしているようです。

受験番号が書かれた掲示板が表に出された瞬間、大きな歓声が上がりました。3月14日正午、静岡市葵区の静岡県立静岡高校。自らの番号を見つけた受験生らは喜びを爆発させ、家族や友人たちと抱き合ったりなど大きな盛り上がりをみせました。

<合格した受験生>

「入ることが夢だった学校だったのですごくうれしいです」

<合格した受験生>

「ブラボー!」

<合格した受験生>

「お母さんに今まで支えてくれてありがとう、これからも頑張るのでよろしくお願いしますと伝えたいと思います」

<合格した受験生>

「目指せ甲子園!」

勉強を頑張って合格したわが子に保護者は…

<保護者>

「娘も含めてみんなの高校生活が充実したものになればなって思います」

毎年恒例の風景のように見えますが、実は数年前に比べるとちょっと様子が変わっています。6年前の2017年と2023年を比べると…明らかに2023年は人数が少ないのが分かります。何が起きているのか?ちょっと遅れ気味に会場に来た受験生に尋ねると…

<合格した受験生>

「いきなり掲示板で見るのがちょっと怖くて1回ウェブで見てから来ました」

県内の公立高校では新型コロナ対策もあり、2021年からオンラインでの合格発表を実施。会場でショックを受けることを避けるため、ウェブで合格を確認してから高校に来る人が相次いでいるのです。

何はともあれ、長く苦しい受験勉強をくぐり抜けた受験生たち。4月から始まる新生活が希望に満ちたものであることをお祈りします。

© 静岡放送株式会社