高市氏、修正含みの答弁 「テレ朝の次はNHK?」の声 

 放送法の「政治的公平の解釈変更を進めた」とする行政文書を巡り、高市早苗経済安全保障担当相は14日の衆院本会議で、存在自体を否定していた総務省での大臣レクチャーを巡り「NHK予算に関するレクは受けた可能性はある」などと修正含みの答弁を行った。

 立憲民主党の末次精一氏から「当日の動向メモなどレクそのものが存在しなかったという証拠を示せ」と追及されての答弁。高市氏が13日の参院予算委員会で「推しアナ」の名を挙げ民放テレビ局への圧力を否定していたことを踏まえ、野党席からは「テレ朝の次はNHKを巻き込むのか?」との声が上がった。

 高市氏は予算委で、自身のものとされる文書内の「テレビ朝日に公平な番組なんてあるの?」との発言を否定する際、同局系情報番組司会の羽鳥慎一アナウンサーのファンであることを明かして「テレビ朝日をディスる(さげすむ)はずもない」と説明していた。

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