相模原市は13日、存廃の可能性を検討してきた中央区のスポーツ施設「銀河アリーナ」について、2027年3月まで運営を継続することを明らかにした。当初は24年3月までとしていたが、市民から反対の意見が多かったことに加え、民間移管は難しいと判断したことから期間限定で運営を継続することを決めた。
同日の市議会一般質問で三須城太郞氏(市民民主クラブ)の質問に対し、市側が明らかにした。
銀河アリーナはスピードスケートのショートトラック種目で使用できる県内唯一の施設で、五輪選出も輩出した。市が昨年、市民を対象に行ったアンケートでは約6割が維持を希望し、利用料の値上げも容認した。
市によると民間事業者から設備を一部更新し、10年間運営する提案があったが、外壁の補修や換気設備の更新、特定天井への対応など改修費用が12億円以上要するため、民間移管も難しいと判断したという。