<新型コロナ>週内で「最後」も…埼玉で470人感染、4人死亡 県内4カ所の接種センター、月内に終了へ

埼玉県庁=埼玉県さいたま市浦和区高砂

 埼玉県は14日、新型コロナウイルスに感染した4人が死亡し、新たに0~90歳以上の470人の感染を確認したと発表した。感染者の内訳は県管轄が313人、さいたま市93人、川口市31人、川越市11人、越谷市22人。

 これまでに確認された感染者は179万2436人。死者は3922人。13日夜時点の重症者は7人、入院は223人、宿泊療養は75人。

 県によると県管轄で60~70代の男女4人が死亡した。さいたま、川口、川越、越谷市での死亡はなかった。

 クラスター(感染者集団)関連は、すでに感染者が出ている医療機関で新たに1人が感染した。

■県ワクチン接種センター、今月で終了へ

 県は、県内に4カ所ある新型コロナウイルスの県ワクチン接種センターについて、今月中に最終接種日を設ける。最終接種日は南部会場(さいたま市)が17日、北部会場(熊谷市)が22日、西部会場(川越市)が24日、東部会場(越谷市)が26日。

 予約なしでも空きがあれば接種が受けられる。ただ、県のワクチンに関する担当者は「予約をした方が確実」と話し、前日までに予約することを推奨した。

 終了の判断については「市町村を補完する役割を一定程度果たせたと考えている」と説明。県センターの稼働率は昨年11月に66%だったが、今年1月には20%に下がっていたという。

 国は4月以降も公費負担での接種を継続するとしており、市町村は接種事業を続けるとみられる。

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