大谷翔平が1次ラウンドプールBのMVPに選出! プールAは張育成

日本時間3月15日、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の公式ツイッターは侍ジャパンの大谷翔平が1次ラウンドプールBのMVPに選ばれたことを発表した。大谷は打者として3二塁打、1本塁打を含む12打数6安打、打率.500、8打点、7四球の大活躍を見せただけでなく、初戦の中国戦で先発して4回1安打5奪三振無失点の好投。投打にわたる見事な活躍で侍ジャパンの戦いを牽引し、1次ラウンド4連勝に導いた。一方、プールAはチャイニーズ・タイペイの張育成(チャン・ユーチェン)がMVPに選ばれている。

大谷は初戦の中国戦で先発すると、4回49球を投げ、被安打1、奪三振5、無四球、無失点と安定したピッチングを披露。打席では4回裏に貴重な追加点となる2点タイムリー二塁打を放つなど、4打数2安打2打点2四球の活躍を見せた。続く韓国戦では6回裏にリードを4点に広げるタイムリーを放ち、3打数2安打1打点2四球で勝利に貢献。3戦目のチェコ戦では4回裏にリードを5点に広げるタイムリー二塁打を放ち、3打数1安打1打点1四球1盗塁を記録した。

そして、1次ラウンド最後の試合となったオーストラリア戦では、初回に右翼後方の看板を直撃する特大の先制3ラン。4回表にはリードを広げる押し出し四球を選び、2打数1安打4打点2四球の活躍で侍ジャパンを4連勝に導いた。ラーズ・ヌートバー、近藤健介、吉田正尚らの活躍も見事だったが、投打でチームに貢献した大谷がMVPに選ばれたことに異論はないだろう。

全5チームが2勝2敗で並び、大会規定に基づいて失点率でキューバが1位、イタリアが2位となった大激戦のプールAは、最下位で次回大会は予選スタートとなったチャイニーズ・タイペイの張育成がMVPに選出。2二塁打、2本塁打を含む16打数7安打、打率.438、8打点、2四球の大活躍を見せ、地元・台湾で開催されたプールAの戦いを大いに盛り上げた。

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