日本時間３月15日、ジャイアンツのゲーブ・キャプラー監督は同31日に敵地ヤンキー・スタジアムで行われるヤンキースとの開幕戦にエース右腕のローガン・ウェブが先発することを発表した。ウェブが開幕投手を務めるのは昨季に続いて２年連続２度目であり、ジャイアンツの投手が２年連続で開幕投手を務めるのは2014～17年に４年連続で務めたマディソン・バムガーナー（現ダイヤモンドバックス）以来である。ヤンキースはゲリット・コールが４年連続５度目の開幕投手を務める予定。エース右腕同士の投げ合いとなる。
現在26歳のウェブはメジャー４年目の昨季、32試合に先発して自己最多の192回1/3を投げ、15勝９敗、防御率2.90、163奪三振の好成績をマーク。サイ・ヤング賞の投票で初めてポイントを獲得（２ポイント）し、11位にランクインした。チームのエースとして２年連続で開幕戦のマウンドに立つことが決まり、昨季ア・リーグMVPのアーロン・ジャッジらを擁するヤンキース打線と対峙することになる。
ウェブは「開幕戦に先発すると言えるのは光栄なことだ。特に、今年はヤンキー・スタジアムだからね」とコメント。「僕の家族もとても楽しみにしているよ。おそらく（親族が）50人くらい来るんじゃないかな。だから、ホームで投げるような感じだろうね。楽しみだよ」と開幕戦への意気込みを語った。
今季のジャイアンツは、昨季ウェブとともに先発ローテーションを支えたカルロス・ロドンがＦＡとなり、６年１億6200万ドルでヤンキースと契約。ロス・ストリップリングとショーン・マナイアを獲得するなど、先発ローテーションの再編を強いられた。そんななか、キャプラー監督は開幕２戦目にアレックス・カッブが先発する予定であることを明かしている。
なお、現時点で30球団中５球団が今季の開幕投手を発表。ヤンキースのコール、ジャイアンツのウェブのほかには、シェーン・ビーバー（ガーディアンズ）、大谷翔平（エンゼルス）、ハンター・グリーン（レッズ）が大役を担うことがすでに決まっている。
