長崎県内自殺10人減216人 過去2番目の少なさ 「健康問題」が原因や動機の最多

 長崎県警は14日、2022年の県内での自殺者数は216人(前年比10人減)だったと発表した。昨年増加に転じたものの再び減少し、1978年の統計開始以降、過去2番目に少ない。
 県警生活安全企画課によると、年代別で最も多かったのは40代の42人(同8人増)。次いで70代41人(同10人増)、60代40人(同3人減)。
 原因や動機を特定できたのは193人。複数の原因や動機を計上した結果、「健康問題」が131件と最多。「家庭問題」(42件)や「経済・生活問題」(32件)なども目立った。
 男性が160人(前年比6人減)と11年連続で全体の7割以上を占め、女性は56人(同4人減)。職業別では無職が136人と最も多く、被雇用者・勤め人が52人(同18人減)と続いた。

© 株式会社長崎新聞社