自動搬送システム開発のLexxPluss、DRONE FUNDなどから14.5億円調達。米国市場に進出へ

過去調達額を合わせると調達額は累計で18億円に上る。

LexxPluss、第三者割当増資を実施。~グローバル展開を見据え製品開発に注力

自動化インフラのデファクトスタンダードへ

LexxPlussは、日本のインフラを支える物流業・製造業の課題解決を目指すスタートアップ。自動運転と同様に自律的に障害物を検知・迂回できるAMR技術と繰り返し精度と作業スピードを保証できるAGV技術を併用できる日本で唯一の自動搬送ロボット「Hybrid-AMR」や、日本語を母語としない作業員でも利用可能なロボット統合制御システム「Konnectt」をはじめ、次世代の産業インフラとなるロボティクス・オートメーション製品の開発・製造・販売をしている。

ハードウェアからソフトウェアまで一貫したシステムを提供できることが強みであり、創業3年目にして量産販売を開始し、既に物流企業大手の佐川急便でも採用され実運用されている。

オープンパートナーシッププログラムは既に30社以上が参画

また、「Hybrid-AMR」や「Konnectt」の設計・製造・運用に関する技術情報を無償公開しながら産業パートナーとその自動化技術を共同利用するオープンパートナーシッププログラムを実施しており、既に30社以上の企業が参画。その中には、株式会社IHI、株式会社椿本チエイン、東芝インフラシステムズ株式会社など物流・製造設備を支える大企業も含まれている。

DRONE FUND株式会社 共同創業者/代表パートナー・大前氏も「オープンパートナーシッププログラムという戦略は、物流産業インフラの変化を加速させる。既に量産の壁を超えていることから、今後はグローバル展開にも進めるチームであると確信し、投資を実行した。」と出資の背景を語った。

LexxPlussは、今回の資金調達を皮切りに、2023年2月に米国法人を設立し、今後さらに自動搬送ソリューションのニーズが高まる米国市場での製品展開を始めている。また、現在30社のパートナー企業もグローバルに拡大し、今後2年間で100社の展開を目指す。拡大する市場を見据え、一ヶ所だった国内の製造・試験拠点を三ヶ所に増やし、2年間で自動搬送ロボットの生産規模も年間1500台まで拡大する予定だとしている。

シリーズA資金調達の概要

資金調達額:約14.5億円(第三者割当増資)

< 新規引受先(順不同)>

  • DRONE FUND株式会社
  • SBIインベストメント株式会社
  • DBJキャピタル株式会社
  • 三菱UFJキャピタル株式会社
  • 未来創造キャピタル株式会社(みずほリース株式会社CVC)

< 既存株主による追加出資(順不同)>

  • インキュベイトファンド株式会社
  • 三井住友海上キャピタル株式会社
  • Logistics Innovation Fund
  • SMBCベンチャーキャピタル株式会社
  • SOSV
  • みずほキャピタル株式会社

▶︎株式会社LexxPluss

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