大谷は「3番・DH」兼「先発1番手」 MLB公式サイトが30球団の今季布陣を予想

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日本時間3月15日、MLB公式サイトは全30球団の開幕スタメン&ローテーションの予想を公開した。メジャー契約を結んでいる日本人選手8人のうち、左腹斜筋を痛めている鈴木誠也(カブス)を除く7人が予想スタメンまたは予想ローテーションに名を連ね、侍ジャパンの一員としてワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で活躍中のラーズ・ヌートバー(カージナルス)も「8番・右翼」で予想スタメンに入った。

大谷翔平(エンゼルス)は2年連続の開幕投手を務めることがすでに発表されている。MLB公式サイトの予想は「3番・DH」かつ「先発ローテーション1番手」。打つほうでは2番マイク・トラウトと4番アンソニー・レンドンのあいだに入り、投げるほうではパトリック・サンドバル、タイラー・アンダーソンらを擁する先発ローテーションをエースとして牽引すると予想されている。MLB公式サイトはエンゼルスの今季の布陣について「一塁と二遊間はプラトーン起用になるだろう。部分的に6人制ローテーションを採用する予定であり、先発6番手はタッカー・デービッドソン、グリフィン・キャニング、ハイメ・バリアが有力候補だ」と予想した。

吉田正尚(レッドソックス)は「4番・左翼」で予想スタメン入り。アレックス・コーラ監督は「ラファエル・デバースと吉田の打順を離したい」と発言しており、主砲デバースを2番で起用するのであれば、吉田が1番や3番に入る可能性は低くなり、おのずと4番が最有力になる。デバースが3番や4番を打つのであれば、高い出塁率を生かして吉田が1番に入るケースもありそうだ。

投手陣に目を向けると、ダルビッシュ有(パドレス)は1番手、藤浪晋太郎(アスレチックス)は2番手、千賀滉大(メッツ)は3番手、前田健太(ツインズ)は4番手、菊池雄星(ブルージェイズ)は5番手として予想ローテーション入り。アスレチックスは開幕カードでエンゼルスと対戦するため、予想通りに藤浪が2番手を務めるのであれば、開幕カードでいきなり大谷vs藤浪が対戦することになる。

そして、侍ジャパンで活躍中の「タツジ」ことヌートバーは「8番・右翼」で予想スタメン入り。これまで日本人選手が田口壮(2002~07年に在籍)しかいなかったカージナルスだが、今季は日本での注目度が格段にアップしそうだ。

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