年金減額訴訟控訴審 一審判決を支持 広島高裁

2012年の法改正による年金減額は違憲だとして広島県内の受給者が減額決定の取り消しを求めた裁判の控訴審で、広島高裁は一審判決を支持し原告の訴えを退けました。

この裁判は広島県内の年金受給者が2012年に改正された国民年金法による年金減額は財産権などを侵害し違憲だとして、国に対し減額決定の取り消しを求めたものです。

一審の広島地裁は「減額は世代間の公平や年金制度に対する信頼確保を図るためのもの」などとして原告の訴えを退け、原告が控訴していました。

控訴審判決で広島高裁は「減額は著しく不合理とは言えず、裁量権の範囲を逸脱・濫用したものとは言えない」などとして一審判決を支持し、原告の控訴を棄却しました。

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